ハイオレイックオイルって言葉ご存知ですか。

Olive oilオリーブオイルについて

オリーブオイルのようにオレイン酸含有量の高いオイルのことを、ハイオレイックオイルと呼びます。

よくオリーブオイルに含まれる抗酸化物質の重要性もお伝えしていますが、何よりパワフルな成分が、オリーブオイルの場合オレイン酸といえると思います。オレイン酸は一価不飽和脂肪酸でオメガ9。オリーブオイルはオメガ9ですが、主成分のオレイン酸によるものです。

オレイン酸は血圧やコレステロールを下げることで有名ですが、オレイン酸そのものが加熱で分解されないという特徴があり、加熱用オイルとしてもオリーブオイルが何よりパワフルなのです。飲食業界の皆さんにはこの事実をしっかり知って、必ず加熱用オイルはオリーブオイル=エキストラバージンを使って欲しいと願っています。

もうひとつ知って欲しい事実は、一部の種子油はオレイン酸の含有量を変えるために交配または遺伝子組み換えされています。どの種子油かというとサンフラワー、大豆油、キャノーラ油などです。サンフラワーのオレイン酸含有量が高いものはラベル上でそれをPRしているので、お店で今度ラベルを注意深くチェックしてみてください。確かにオレイン酸含有量の高い種子油も市場にありますが、遺伝子組み換えをしたものはあまり消費したくありませんし、エキストラバージンオリーブオイルであれば、常にハイオレイック=高オレイン酸オイルです。

参考に私が取扱っているスペイン産カサスデウアルドのオレイン酸含有量ですが、2022-2023年ものは、アルベキーナ種で69.68㎎/kg。パンチのあるスパイシーなコルニカブラ種では、73.95㎎/kg。ピクアル種ならば77.30㎎/kgです。オリーブオイルの苦さや辛さに関わらず、エキストラバージンオイルは高いオレイン酸含有量を持つことが、この数値でも証明できます。常にハイオレイックオイルを選びませんか。健康で長寿な人生では、選ぶべきオイルは明らかにエキストラバージンオリーブオイルです。毎日オリーブオイルライフを始めませんか。

オリーブオイルの色合いもほとんどオレイン酸含有量には関係なしです。

 

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