開封後も劣化し難いオリーブオイルの選び方?

Olive oilオリーブオイルについて

世界中がインフレで何もかも値上がりで恐ろしい時代になってしまいましたので、より賢く良いモノを選ぶ事が益々重要です。今日は開封後も劣化し難いオリーブオイルについて知っていただきたいと思います。味わいの背後にある成分的な事なので、ちょっと難しい話になりますがお役に立つ情報だと思います。

日本で私が紹介しているオリーブオイルについては、何度もその抗酸化物質の重要性をお伝えしており、ショッピングサイトでも必ず抗酸化物質、特にポリフェノール含有量は明記するようにしています。下のリンクからアルベキーナをご覧いただけます。

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なぜ抗酸化物質なのかというと、オリーブオイルが世界中で注目されている理由のひとつが豊富な天然の豊富抗酸化物質、トコフェノールとかポリフェノールなどがそれに相当します。そして、この抗酸化物質の含有量が、開封後もオイルに劣化を及ぼさない要因なのです。

オリーブオイル業界は他の植物性のどんなオイルよりも厳しい規定で守られているため、オイルの安定度も調査されていますが、基本的にオリーブ品種が安定性を決定づけています。簡単に誰でも情報があれば理解できるものが次の二つの数値になります。

1.オレイン酸含有量                                 2.ポリフェノール含有量

安定度の高い品種はピクアル、コルニカブラやマンサニーリャ種です。

最近、抗酸化物質の含有量は必ずしも早熟な果実=高い抗酸化物質含有量でないという検査結果も出ていますが、上記の品種が圧倒的に劣化に強い品種=風味の劣化に強い品種であると言って間違いありません。

カサスデウアルド社2022-2023年度の3つのオリーブ品種のポリフェノール含有量をお伝えしたいと思いますが、2年連続の過酷な水不足が影響し、どれも抗酸化物質が高いオイルになっています。

アルベキーナ  424㎎/kg                                

ピクアル    883㎎/kg

コルニカブラ  794㎎/kg

※これは記録的に高い含有量でピクアルに関しては、昨年の2倍以上の含有量です。

これだけ抗酸化物質の含有量が多いと、苦すぎて使い難いのではないかと思う人もいるかと思いますが、その場合はメーカーが数種類の品種をブレンドして作るクパージュタイプのオイルを選ぶことをお薦めします。各メーカーがハーモニーを整えてオイルも完成させているので、成熟度の違う同じ品種のオイルを混ぜてバランスを取っている場合もあります。優れたメーカーのものであれば、ほとんど問題なくパンチのあるオイルもご利用いただけると思います。

上記のような品種であれば、開封後コンロの周りで温度変化が激しい場所で保存せず、直射日光などにも当てなければ、問題なく2年は良いコンディションでオイルをお楽しみいただけます。

問題は味の説明は細かくされていても、抗酸化物質含有量などほとんど記載しないメーカーばかりだというところです。出来るだけ細かい成分データーを提供しているメーカーのオイルを選びましょう。

 

 

 

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