オリーブ文化探訪 第8章 なぜ、そのオリーブオイルは手に入らないのか

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本当に価値のあるものは、少し見えにくい

前回の記事では、
オリーブオイルは“足す油”ではなく、
食材の旨味を引き出す存在だというお話をしました。

同じ食材でも、
使う油が変わるだけで味の印象は驚くほど変わります。

旨味を引き出すオリーブオイル

では、そんな本当に良いオリーブオイルは、
なぜ簡単には手に入らないのでしょうか。

答えは、とてもシンプルです。

そもそも、数が少ないからです。

■ 良いオイルほど、量が少ない

高品質なオリーブオイルは、
大量に作ることができません。

収穫のタイミングは限られ、
果実はまだ若いうちに摘まれます。

その分、搾れる量は少なくなります。

早摘みの果実を使うことで、
香りも鮮度も高くなりますが、
収量は自然と減ってしまいます。

さらに、収穫から搾油までの時間も重要です。

スピード、管理、設備、そして人の手。

現地でもオリーブオイルを使う量は、日本の数倍。量もおいしさと直結。

手間をかけるほど、
量は増えず、価値は高くなります。

だからこそ、
本当に良いものほど数が少ないのです。

■ 良いものは、先に選ばれてしまう

現地では、本当に良いオイルほど
市場に並ぶ前に使われていきます。

上質なオイルの多くは輸出向けとして扱われ、
その他はオイル専門店やグルメショップで消費されていきます。

また、価値を理解しているシェフや一般の愛用者たちは、
良いものを見つけると、すぐに手に取ります。

つまり、
“残っているもの”がすべてではないのです。

■ 日本に届くものには別の基準がある

私たちが普段目にするオリーブオイルは、
決して悪いものというわけではありません。

ただし、そこには
品質だけではない判断基準があります。

  • 安定して供給できること
  • 価格とのバランス
  • 誰にでも分かりやすいこと

もちろんそれも大切です。

けれど、
本当に特別なものは、
その枠の外にあることも少なくありません。

大量生産でないオリーブオイルには、手作業の部分も多々あり。

■ オリーブオイルは“生もの”

見落とされがちですが、
オリーブオイルは生鮮食品に近い存在です。

収穫された時期。
保管方法。
輸送の時間。

それらすべてが、味に影響します。

どれだけ良いオイルでも、
時間が経てば少しずつ変化していきます。

だからこそ、
「どこで買うか」も大切なのです。

オイルを保管するタンクも色々なレベルがあります。屋外設置のタンクなどからは、良いオイルがあるとは思えません。

■ だからこそ、選ぶ必要がある

市場にあるものと、
本当に価値のあるものが
必ずしも同じではない。

このことを知るだけで、
オリーブオイルとの向き合い方は変わります。

見えているものだけでなく、
その背景まで感じ取ること。

そこに、本物との出会いがあります。

本当に価値のあるものは、
少しだけ見えにくい場所にあります。

■ 次回へ

では、どうやって選べばいいのでしょうか。

次回は
**「本当に良いオリーブオイルの選び方」**について
お話しします。


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