究極のガスパチョレシピ

MyKitchen レシピ付き
シンプルな料理ほど美味しく作るのは難しいものですが、なぜか30年以上もスペインに住んでいるのにガスパチョに限ってはこだわったレシピ探しをしておりませんでした。これは完全に見落としておりました。
昨日お気に入りのバルへ行ったら今年初のガスパチョがあり、早速いただいたのですが、バルの女の子と世間話をしていたら『昨日からガスパチョ作っていたから』という一言があったのです。ここで『なに?!』という事になったのですが、パエリャ用の出汁のために前日から準備するのは義父だったのですが、ガスパチョを前の日から準備というのは聞いたことがなく『ドッキ』とする衝撃の一言でした。
これを機にガスパチョレシピ調査を開始。よ~く分かりました。
そこで今日は早速調査の結果を発表します。もちろん、自分でも作って試しましたよ。抜群に旨さがアップしたガスパチョです。
すごいのは材料に全く変化がない事!今までどおりの材料でずっと美味しくするためのコツを含めた『究極のガスパチョ』レシピをご紹介します。
究極のガスパチョ
材料:
トマト 1kg (トマトはプラムトマトがおすすめ)
きゅうり 1から1本半
ピーマン 1個
にんにく 二分の一片
ワインヴィネガー  大さじ4~5
エクストラヴァージンオリーブオイル 100ml~120ml
フロールデサル  小さじ2
固くなったパン  スライス1枚
オリーブオイルはこちらのキンタ・ド・ビスパードをおすすめします。ポルトガル産のクパージュタイプの無農薬有機栽培のエクストラヴァージンオリーブオイルです。
ご希望の方は、キンタ・ド・ビスパードで検索してみてください。
ワインヴィネガーは、こちらのフロール・デ・ヘニルというアンダルシアが世界に誇るオールドヴィネガーをおすすめします。ある意味ガスパチョのおいしさはヴィネガーのおいしさで決まるので、絶対に高品質のものをお使いください。
塩はこちらのトラディショナルソルトまたはフロール・デ・サル。どちらもポルトガル産のマリソル。是非、フロールデサル・マリソルで検索してください。
作り方:
1.キュウリの皮を剥いて乱切りにし、ざるに入れて塩をふり30分程度放置する。
2.トマトは皮を剥き、種を取り除き乱切りにする。
3.ボールにトマト、キュウリ、ピーマン、にんにくを入れ、塩、ヴィネガー、オイル少々を加え混ぜてから冷蔵庫で寝かせる。前夜に準備してもOK.最低1時間程度。(レシピによっては水をカップ1くらい加えますが、好みで水は加えてください。私は入れません)
4.ミキサーまたはハンドミキサーで攪拌してクリーム状にしますが、ピーマンとにんにくは取り出して捨てる(必ずしも捨てなくてよいのですが、少なくともピーマンは減らしてください)にんにくを残す場合は、最初から5分程度煮出して香りを抑えたにんにくを使うことをおすすめします。攪拌しながらオリーブオイルは少しづつ加え丁寧に乳化する。
5.冷蔵庫でしっかり冷やして飲むスープとしてサーブしても、トッピングをしてサーブしてもよし。これがベーシックなガスパチョでトッピングを変えると色々楽しめます。
通常のガスパチョは野菜をカットしクリーム状にすれば完成ですが、野菜を塩とヴィネガーでマリネ状にして寝かせてから攪拌することで、旨みがグンとアップし非常に美味しいランクアップしたガスパチョになります。皮むきと種とりはしっかりとしましょう。滑らかさが大切です。

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